「1800円で観たら損!?映画料金の謎」の巻

映画館の映画鑑賞料金って、やけに高くないですか?その原因は映画業界の構造と暗黙のルールにありました。今回は、流通コンサルタントの高井氏が、意外に知られていない映画業界のからくりをカミングアウトします。ガンバレ!日本の映画館。

こんにちは。デキルニンのタスクマスター、高井です。

飲みましたよ!先週ご紹介した透明なオールフリー。

感想は・・・、思ってたのとちょっと違いましたね。もっとビールテイストかと思いきや、これはこれであり。爽やかな美味しさでした。

ただ、私が買ったコンビニでは、ちゃんとお酒のコーナーに置いてありました。

私も飲んだよって人、その他ご感想がある方は【デキルニンサロンβ】内のコーナーに、どしどしご意見を投稿してください!!

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あ、さてー、今年も大作映画の公開が目白押しですね!

私にはなぜか、いま、ディズニーブームが来ておりますので、8月公開の「インクレディブル・ファミリー」、そして、冬に公開予定の「シュガーラッシュ」の続編が楽しみです。

それにしても映画のチケットって、高いですよねー。
一般が1800円、学生が1500円。一方で様々な割引料金も登場しています。なかなか通常料金では映画館に行くのをためらってしまいますが、外国と比べても高額と言われる映画の鑑賞料金について調べてみました。

作る人、選ぶ人、見せる人で成り立つ映画業界

映画業界は「制作」「配給」「興行」の三つに分けられます。
そしてこれ、流通業界で言うところの「メーカー」「卸売」「小売」の立場におおよそ当てはまります。

制作会社が作品を撮影する

配給会社(日本では東宝や松竹などが大手)が作品を買い取る

興行会社(映画館)が配給会社から作品を仕入れて上映する

これが映画が世に出るまでの流れです。

ということは、せっかく作ってもスクリーンまでたどり着けない作品もあるわけですねぇ・・・。この流れ自体は外国でも同じですが、日本の場合は配給会社の資本力が極端に大きいのが特徴です。

配給会社のパワーが強大になった結果・・・

映画の製作には莫大なお金が掛かるので、強大な資本を頼って配給会社がスポンサーになることが多くなります。

すると・・・

配給会社は損をしたくないので興行会社に高く売る

興行会社は高くても買わざるを得なくなる

という現象が起こります。

これが、映画の料金がやけに高い理由です。

さらに、興行会社は公開初週の売上の70%を配給会社に支払うことが業界のルールとして定められています。

2週目、3週目と割合は下がっていくので、「料金を下げずにロングランヒット」が映画館としては理想的なわけです。公開から終了まで、ずっと1800円なのは利益を確保したい映画館の事情があるんですね。

チケット代の利益はほぼ配給会社に吸い取られてしまうので、映画館にとっては、館内で販売する飲み物やポップコーンが貴重な収益源なのです。

流通系列化で1000円時代到来!?

とはいえ、ここ数年の映画鑑賞料金の平均は約1200円。やはり何らかの割引料金で観ることが多いようです(私も大抵レイトショーです)。

割引の種類も昔に比べて増えたような気がします。

これは2000年頃から登場した、いわゆる“シネコン(複数のスクリーンが一つの施設に集まった映画館のこと)”が関係しています。

「TOHOシネマズ」や「松竹マルチプレックスシアターズ」など、大手配給会社が自ら映画館を運営することで割引料金が増えているのです。

何か、ユニクロなどのSPA(製造小売業)に似た“流通系列化”が映画業界にも広がっているように見えますね。ディズニーのように配給会社までを系列化するケースもありますが、“もしディズニーが映画館を手掛けたら?”どうなるんでしょうか。

自宅に大画面やオンデマンドサービスがあったとしても、体験型のコンテンツ、“コト消費”の代表として映画はこれからも大きな存在感を示していくと思います。そうした中の“低価格化しそうな流れ”は歓迎したいですね。

いやぁ、映画って本当にいいものですね~。それではまたお会いしましょう。

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高井

人材育成コンサルタント。研究・専門分野:店頭販売員の能力・資質向上、消費者行動分析、ダイレクトマーケティングなど。プロレス、シルバニアファミリーにも造詣が深い。IWCキャリア教育研究所 主任研究員