「ビックカメラの新たな挑戦?非家電専門店舗」の巻

ビックカメラがニンテンドースイッチなどの玩具を専門にした店舗や、日用品のセレクトショップの開発に乗り出しています。

ヨドバシカメラなどの競合がひしめく戦乱の家電量販店業界にビックカメラが打つ次の一手とは?あなたの街の風景が変わってしまうかも?

こんにちは。デキルニンのタスクマスター、高井です。さあ、今回もホットな業界ニュースが入ってきました。

ビックカメラが家電以外の商品を中心とした「ビックトイズ」を愛知県に、「ビックカメラセレクト」を東京都に出店するそうです。

ということで、なぜ家電量販店が非家電の店舗を開発するのか考えてみたいと思います。

もっと店舗数を増やす必要があった?

ビックカメラなどの家電量販店の強みと言えば、「品揃えの豊富さ」と「安さ」です。そしてこれを支えているのが、「大量仕入による売上原価の引き下げ」です。

つまり、たくさん買い付けているので、その分安く仕入れることができ、店頭で安く売ることができる、というわけです。

けれども大量に仕入れた商品をさばくためには、その商品を置く場所が必要です。とすれば、店舗の数は多くなり、フロアは広くなるはずです。どうでしょうか、なってますよね。
ヤマダ電機の店構えなどを思い出すとわかりやすいでしょう。

新しい売り方を試してみたい?

さて、そんな家電量販店に以前から求められているのが「差別化」です。

元々、家電量販店はそれまでの小売業の主役であったGMS(総合スーパー)を脅かす『カテゴリーキラー』として台頭したわけですが、今や「家電といえば○○」という存在にまで成長しました。

すると今度は、似た業態のライバル企業との競争になるわけですが、「取扱商品」が似ている以上、差別化を打ち出すのはむずかしいですよね。

そこで、取扱商品の「組合せ方」で差別化を図ろうというのがビックカメラの戦略です。

例えば、「高齢者に人気の家電を中心にした店舗を作る」といった発想です。これなら豊富な在庫と価格という家電量販店の強みを活かせますよね。

まとめますと、ビックカメラが非家電の店舗を開発するのは、「店舗を増やし、新しい売り方を模索しているから」と言えると思います。そしてそれは競合、つまりヨドバシカメラやヤマダ電機なども非家電の専門店舗に乗り出す可能性を示唆しています。

今回は、玩具専門店と日用品のセレクトショップを出店するとのことで、若干意外な印象も受けますが、ビックロを成功させるなど業態開発には積極的なビックカメラですから、これをきっかけにした新たな仕掛けがあるのではないかと期待せずにはいられません。

最後にビックカメラの豆知識。

ビッグじゃなくてビック(BIC)が正しい。バリ島の俗語で、BIGと意味もほとんど同じだが、「中身を伴った大きさ」という意味も含まれているぞ!

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高井

人材育成コンサルタント。研究・専門分野:店頭販売員の能力・資質向上、消費者行動分析、ダイレクトマーケティングなど。プロレス、シルバニアファミリーにも造詣が深い。IWCキャリア教育研究所 主任研究員

小売Love野郎・高井の「なるほど!ザ・小売ワールド」