スーパー化するコンビニの巻

こんにちは。デキルニンのタスクマスター、高井です。

セブンイレブンの店舗レイアウトがこれまでと変わっているのですが、みなさんはそのことに気づいていましたか?

今回取り上げるのは、セブンイレブンの新レイアウトが「ほとんどスーパーマーケット」だった、というニュースです。

詳細は、日経トレンディネットに掲載された「これでもコンビニ?セブンの新大型店はスーパー目線」にありますが、なぜコンビニにスーパーのようなレイアウトが導入されたのか、について考えてみたいと思います。

変化に応じて利便性を提供するから「コンビニ」

私たちがイメージする一般的なコンビニの業態は1970年代に、当時の消費者のライフスタイルの変化に応えるように誕生しました。

そして現在に至るまで大小のアップグレードを繰り返してきたわけですが、この10年前後で特に大きく変わったのは「商品棚が高くなった」ことでしょう。

棚が高くなれば、より多くの商品を取り扱うことができます。

例えば洗濯洗剤だけだったのが、詰替用まで置ける、といった具合です。

これは消費者の「こんな商品もあったら便利だよね」にシンプルに応えた結果であり、商品棚はより多くの商品を置けるように成長し続け、ついには商品棚を飛び出して、店舗レイアウトごと変更が必要になった、というところでしょうか。

コンビニは複数フォーマットで展開していく時代に

その意味で今回の新しいレイアウトは、従来のレイアウトをベースに「ミニスーパー化」していく方向から、より多くの商品を置ける「はっきりとスーパーっぽい」方向に大きく舵を切ったと言えます。

おそらく、今後のコンビニ業界は3つのフォーマットを展開していくのではないかと予想されます。

  • 既存レイアウトを流用したミニスーパー型店舗
  • より多品種の商品を取り扱うスーパー型店舗
  • オフィスなどをターゲットに商品を絞り込んだ極小店舗

消費者の利便性の追求、その先にあるもの

さらにその先を見据えれば、ネットショッピングとの融合、いわゆる「オムニジョイン」が進んでいくでしょう。

セブンイレブンではすでに「オムニセブン(※)」として始まっています。

(※セブン&アイグループの180万点の商品がネットを通じて注文でき、セブンイレブンの店舗で受け取ることができます。)

また、新レイアウトの店頭にも注文用の端末を設置し、画面にベストセラー書籍の広告を表示するなどして、店頭から多くの商品にアクセスできるような仕組みを作っています。

このような取組みが効果を発揮し、ネットとリアル店舗の融合は、今後、急加速するのではないでしょうか。

まずはセブンの新店舗、みなさんも見かけたら「これか!」と思ってください。

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高井

人材育成コンサルタント。研究・専門分野:店頭販売員の能力・資質向上、消費者行動分析、ダイレクトマーケティングなど。プロレス、シルバニアファミリーにも造詣が深い。IWCキャリア教育研究所 主任研究員

小売Love野郎・高井の「なるほど!ザ・小売ワールド」