「フシギの国の商習慣“リベート”って何だ?」の巻
PERSON2020/08/25就活で必要なものは何か・・・。大人でもなかなか的を得た回答を導き出すのが難しいお題に対して女子大生が出した結論は「不必要なものこそ必要」理論。一見矛盾しているように見えるこの理論、これから就活に臨む学生にとってとても大事なヒントが隠されています。
こんにちは!さらです。
就職活動においても何においても、「不必要なものこそが必要である。」のではないかなぁ・・・、と最近ぼんやりと考えています。
一見矛盾しているこの論理について、今回はお伝えしたいと思います!
突然ですが!
みなさん、就職活動をするにあたって自分にとって「必要」だと思うことはなんでしょうか?
資格?
実績?
経験?
就職活動では、自分が「評価の対象」となるわけですから、なるべく多くの「評価されること」を満たして就活に臨みたいと思うのが当然の気持ちだと思います。
わたし自身、大学1年生の時には「評価されたい!」という想いもあって、ビジコンに挑戦したり、情報技術の資格試験の勉強に取り組んだりしていました。
その時のわたしには、自分にとって「必要なものこそが必要!!!」という、あまりにも当たり前すぎる論理で動いていました。
では逆に、「不必要」なものに目を向けてみましょう。
たとえば、わたしは趣味でよく現代アートを鑑賞しています。さらに、時々自分で絵を描いてSNSに載せたりもします。
一見すると、就活には「不必要」なことです。
こんなこと、就職活動では評価の対象にはならないですよね・・・
でも、本当に「不必要なものは不必要」なのでしょうか。
たしかに、「不必要なもの」それ自体には意味がないかもしれませんが、そこから得られる物の見方や考え方、生まれるコミュニケーションには多くの意味や学びがある、とわたしは考えます。
たとえば、わたしは現代アートを鑑賞することで、現代における表現の多様性や、解釈の可能性、文脈理解の必要性などを強く感じ、自分の生活に還元することができています。
「不必要なもの」を、1レベル抽象度を高めて見てみると、それは自分のなかで大きな財産となるのではないでしょうか。
冒頭にも書きましたが、就職活動では、自分が「評価の対象」となるわけですから、なるべく多くの「評価されること」を満たしたいと思うのは当然の心理です。
しかし、他者から「評価される」ことを意識し過ぎて、そればかり追いかけているととても苦しくなってしまうと思います。
そんな時には、一見必要ではないかもしれないけれど自分が大好きなもの・落ち着くものと、じっくり向き合ってみてください。
向き合い方次第でそれらは「不必要なもの」から『必要なもの』へと昇華させられる可能性を大いに含んでいるのではないかと思います。
まだ実際に就職活動に臨んではいないので明確なことは言えないけれど、不必要だと思えるものの中にこそ必要なものや貴重な学びがあるんじゃないかとわたしは考えているし、そんな「不必要なもの」からの「必要な学び」がわたしの人間性を大きくしてくれて、就活での武器になったら素敵だな、と思っています。
だから、みなさんも「不必要なものが必要?」ということを一度考えてみてください。