就活における個性~「いい意味で個性的になる」の巻~

就活における「個性」には種類があることをご存知でしょうか?今まさに就活中のお子さんや、これから就活を迎えるお子さんをお持ちの親御様には是非とも知っておいていただきたい、就活において「いい意味で個性的になるため」のお話です。

こんにちは。人財育成コンサルタントの吉田竜一です。

前回に引き続き、「個性」の話をします。今回は、いい意味で個性的になる方法について考えていきます。

就活における個性は3種類に分類できる

就活における「個性」は下記の3種類に分類することができます。
①望ましい個性
②どうでもいい個性
③望ましくない個性

「①望ましい個性」は、企業が学生に要求している能力(コミュニケーション能力、主体性、問題解決力など)に直結したり、補完したりする個性です。「表情が柔和で話しやすい」「レスポンスが早い」「細やかな気づかいができる」といった個性は概ね①です。技術系の職場だと「理屈を説明するテンポがいい」とか、営業系の職場だと「物怖じしない」といった個性も高評価を受けたりします。

「②どうでもいい個性」は文字通りです。その企業のビジネスに直接関係しない好き嫌いや趣味特技面の個性、あるいは外見的個性なども含まれることが多いです。「赤色が好き」「趣味はB級グルメ巡り」「眼鏡が似合っている」といった個性は②です。リクルートスーツで独自性を出しても内定が貰えないのは、外見的個性はおおむね②扱いだからでもあります。

「③望ましくない個性」はチームワークを乱したり、スムーズな仕事の遂行に支障をきたしそうな個性があてはまります。「苛立ちがすぐ表情に出る」「不潔な印象」「規則や合理性より好き嫌いを優先しそう」といった個性は当然③に分類されます。

やはり、自然体が一番。

就職活動で内定を得るには、可能な限り上記③の個性ではなく、①の個性で評価されなくてはなりません。では、どうすれば①の個性で評価を得られるか、それは(前回のメディア記事でも触れた通り)自然体になることが最も効果的です。

上述したように、企業が望ましいと感じる個性は仕事遂行能力にプラス効果が期待できる個性です。これに該当する個性が相手に伝わるためには「普通に話ができて、会話が成立する」ということが不可欠です。

緊張して用意してきた内容を暗唱するような状態であったり、作ったキャラを無理に演じて一貫性のない受け答えをしてしまったりすると、「①望ましい個性」での評価はつきようがないのです。

「でも、それじゃ目立たないだろう」と思われるかもしれませんが、案外そうでもないのです。日本人の学生って良くも悪くも真面目で、「こういう答えをしなければ」という「脳内のべき論イメージ」ばかりが先行しがちですから、話の流れを無視して無理矢理自己PRをねじ込んだりしてしまい、自然な会話が成り立たない人が非常に多いです。

だからこそ、自然体で会話できるだけで目立つのです。

悪い個性は自覚しておくこと

また、「③望ましくない個性」については自覚しておいて、短所を聞かれた際などにそれを答えるというスタイルがオススメです。「良い面も悪い面も含めて自分を正しく認識している」と面接官に感じて貰えれば、望ましくない個性が逆転して好印象につながることだってあります。

そのため、お子さんの個性が「他者からどう見られるか」という点は親御さんからアドバイスをしてあげてください。特に「③望ましくない個性」は本人自身で認識することが難しいため、他者からのアドバイスが非常に有用です。

就職活動で自分をアピールすることは大事ですが、分かり易い独自性にこだわるあまり、個性の迷路に迷い込んでしまう学生が結構な割合で存在します。

面接結果が芳しくないという状況に追い込まれ、個性の出し方で悩んでいるような場合は、前回のメディア記事と今回の記事の内容を参考に、「自分の個性を認識した上で、自然体で、その場の会話に集中すること」を重視するように指導してください。

前回の記事はコチラです

就活における個性~「就活は没個性ではない」の巻~

以下のコーナーで、親御様のお子さんの就職活動に関するお悩み相談を受け付けております。

人材育成コンサルタント・吉田竜一の就活プロファイル

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吉田 竜一

大手外資系企業のプロジェクトマネージャーを経て、人財育成コンサルタントに転身後、人材育成研修等のプラン設計・講師などを歴任。現在、アンタントコンサルティング株式会社代表。「企業と人財のミスマッチを防ぎ、現場力を高める」がモットー。

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