就活における個性~「就活は没個性ではない」の巻~

就活の時期になると「日本の就活は個性を尊重しない」などというコラムや報道がありますが、それは本当なのでしょうか?今回は、当コラムの筆者の経験を踏まえて、「就活没個性論」に対する考えをお伝えしたいと思います。

こんにちは。人財育成コンサルタントの吉田竜一です。

就活の時期になると「日本の就活は個性を尊重しない」というような論調のコラムや新聞記事を見かけることがあります。「皆同じリクルートスーツを着ていて気持ち悪い…」なんて意見と一緒に語られることが多いでしょうか。

今回は、こういった「就活没個性論」に対する筆者の考えを述べたいと思います。

就活における「個性」とは?

「個性」という言葉の持つ意味合いは非常に広いです。

あるAさんという人間の個性を語る際に、「やさしい」「頑固」といった性格的個性を挙げる人も居れば、「背が高い」「髪が癖毛」「目が大きい」といった外見的個性を挙げる人もいます。「英語ペラペラ」「暗算が速い」「ITは苦手」といった能力的個性もあるかもしれません。

こういった個性はどれも間違っていませんし、どれも絶対的に正というわけでもありません。

ただし、就活というシーンに限定するのであれば、「個性」は「採用側がES(エントリーシート)・面接等を通して勝手に感じた学生に対するイメージ」と解釈するのが妥当です。

大事なのは「勝手に感じた」という点です。志望者側の「伝えたい個性」を採用側がそのまま受け取ったり、評価してくれるわけではないということです。

「伝えたい個性」と「伝わる個性」の隔たり

例えば、「やんちゃな若者の悪事自慢」を思い浮かべると分かり易いかもしれません。

「俺はこんな悪いことができる人間なんだぜ」と言って「権力に媚びない」「肝がすわっている」「ちょい悪カッコイイ」といった個性をアピールしようとしても、周囲の人は「倫理観が無い」「周囲の感情を思いやれない」「理性のブレーキが弱い」という個性を受け取って、ドン引きしてしまいます。

このように、「伝えたい個性」が相手にそのまま伝わるとは限らないのです。

そして就活は、企業側が評価権限を持っている以上、優先されるのは「伝えたい個性」ではなくて、「採用担当者が感じ取ったその人の個性」になってしまうのです。「オシャレな俺(私)」をアピールしようと明るいブルースーツを着ていくと、「入社後に服装規定に文句を言いそうな人だなぁ…」と思われてしまうのです。

普通の学生に「個性のコントロール」は難しい

筆者は没個性と言われる「日本の就活」を突破してきた新入社員向けの研修も担当していますが、「なんだ!この金太郎飴のような没個性集団は!!」なんて思ったことは一度もありません。むしろ、会社組織の色に染まっていない分、「個性的で面白いなぁ」と感じることばかりです。

ただ、いわゆる人気企業というところになるほど「求められていない場面で傲慢な自己主張はしない」という傾向はあるように思います。結局のところ、没個性論の実態は「傲慢な自己主張をして、傲慢な学生だと判断された人が不採用になっているだけ」なのです。

就活における「個性」は採用側の判断が優先されてしまう以上、主体的にコントロールすることは難しいものです。俳優のように役になりきる才能があるならまだしも、一般の学生が無理して「カッコイイ自分」を演じても「なんかチグハグな学生」とか、「無理して自分を作っている学生」という個性しか頭に残りません。

お子さんが過剰にキャラを演じようとしたり、服装とか髪型で目立とうとしている場合は自然体で会話すること(ESにおいては端的かつ分かり易く記載すること)に集中するのが一番であると伝えてください。

※一部アパレル関連企業においては服装センスを選考で問われる場合もありますので、そういう場合は見え方に関する感想を伝えるといったサポートをお願いします。

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吉田 竜一

大手外資系企業のプロジェクトマネージャーを経て、人財育成コンサルタントに転身後、人材育成研修等のプラン設計・講師などを歴任。現在、アンタントコンサルティング株式会社代表。「企業と人財のミスマッチを防ぎ、現場力を高める」がモットー。

アンタントコンサルティング株式会社HP

人材育成コンサルタント・吉田竜一の就活プロファイル

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