就活での「イノベーション」という言葉にはご用心!

就活現場で最近頻繁に耳にするカッコイイ言葉「イノベーション」。
良いイメージを連想させるこの言葉に「騙される」「使い方を間違える」学生が激増してしていることをご存知でしょうか。
なぜ企業はその言葉を使うのか、なぜ学生はその言葉に踊らされるのか考えます。

こんにちは。人財育成コンサルタントの吉田竜一です。

就活でのESや面接において、「理屈は通っているが、学生が口にするとなんだか浅薄に聞こえてしまうフレーズやワード」というものがあります。

今回は、その1つとして「イノベーション」という言葉について考えてみましょう。

要警戒!「イノベーション」という言葉

イノベーションの一般的な意味は「社会的に大きな変化をもたらす技術・組織・考え方などの革新」のことです。

ビジネス界における最近の分かり易い例としては、携帯電話のスマートフォン化とか、仮想通貨なんかが該当します。

イノベーションという言葉は「新しい変化を起こそうとしている企業」とか、「自由に意見が言えて発想力を活かせそうな企業」といったイメージ作りに使いやすい言葉なので、就活用のホームページや企業紹介パンフレットなどにおいて高頻度で使用されています。

すなわち、学生に「なんだか風通しの良さそうな企業だなぁ…」と思ってもらうために使用される言葉なのです。

そして、そんなイメージを鵜呑みにしてしまった学生が、面接の場で「私もイノベーションを起こしたいです!」などと口走ってしまうと、面接官の「なんだかなぁ…」というコレジャナイ感を引き起こしてしまうのです。

「イノベーション」は手段であって目的ではない

学生がイノベーションという言葉を安易に使ってマイナス印象につながってしまう理由は、「イノベーションが目的化しているから」だと考えられます。

イノベーションは、あくまで手段であって目的ではありません。

成し遂げたい目的(人類の夢、生活の利便性向上、企業の利益など)があって、斬新な手法でその目的を成し遂げる手段がイノベーションなのです。

ただし、これまでと同じ手段で目的が達成できるなら、別にイノベーションでなくても良いのです。

野球に例えれば、失点を減らすために投手が斬新なピッチングフォームを編み出すのがイノベーションです。

しかし、あくまで目的は失点を減らすことで、斬新なピッチングフォームを開発することではありません。既存の投法を活用しつつ失点を減らせるのであれば、それでも構わないということです。

それを理解せずに、ただ単純に「イノベーションがしたい!」というのは、単純に「目新しくて目立つことがしたい!」と言っているのと変わりません。

「私は目立ちたがり屋で、目新しいことがしたい!」という自己分析を掲げ、「目新しければなんでもいい」という社訓を掲げる企業にエントリーするならチャンスはあるかもしれませんが、そんな企業は世の中の極一部に過ぎません。

意識高い系ワードが好きなお子さんにはご注意を

イノベーションという言葉に惹かれるのは、いわゆる「意識高い系」に分類されるような学生が多いです。

もし、お子さんが「新しい物好きで、聞き慣れない横文字があると飛びついて使い始める」というような場合には、イノベーションなどの「なんとなくカッコイイ横文字」を印象だけで使っていないかチェックして、ぜひ一度、お子さんとその言葉の意味について話し合ってみてください。

御子様が「好奇心」と「探求心」の両方を兼ね備えた人間になり、それが就活の採用選考での高評価につながるようにするためには、1つ1つの言葉の意味を考えさせることが効果的なのではないかと思います。

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吉田 竜一

大手外資系企業のプロジェクトマネージャーを経て、人財育成コンサルタントに転身後、人材育成研修等のプラン設計・講師などを歴任。現在、アンタントコンサルティング株式会社代表。「企業と人財のミスマッチを防ぎ、現場力を高める」がモットー。

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