就活セミナー

志望動機で「お金を稼ぎたいから」はなぜダメなの?

Q.あなたの志望動機は何ですか?
A.(生活のために)お金を稼ぎたいからです!
実に正直な答えで、ある種、好感が持てますが、それをESに書いたり選考面接で口にするのは当然N.G.ですよね。ではなぜ、その正直な回答ではダメなのかを大人の視点から冷静に分析してみます。

こんにちは。人財育成コンサルタントの吉田竜一です。

就活に対する学生側の叫びとして、「志望動機って訊かれても、正直『お金を稼ぎたいから』しかないよ!」というフレーズをよく耳にします。

今回は、志望動機として「お金を稼ぎたいから」がなぜダメなのかを冷静に考えてみましょう。

結論:就活は他者との競争だから

「志望動機なんて1社1社考えていられない!生活のためにお金を稼ぎたい以上の理由なんてない!」という学生の気持ちはよく分かります。

ですが、「ならば、その志望動機で落とされない仕事を探しなさい」というのが、社会の答えでしょう。

そう言うと、多くの学生が「待遇が…」とか、「将来の安定性が…」とか、「企業のネームバリューが…」なんてことを口にします。

でも、「それらを満たす会社に入りたいのなら、ライバルとの競争に勝ち残れるように努力してください」としか言えませんから、「志望動機は1社1社真剣に考えてください!」という結論になるわけです。

筆者はこれまで、「就活は受験と違う」と言い続けてきましたが、「ライバルとの競争」という点においては受験と一緒です。

受験に科目があり、それぞれの科目ごとに対策をしなければならないのと同じく、就活においてもそれぞれの選考段階で問われる内容があり、各選考段階に応じた対策を講じることが必要不可欠なのです。

「なんでいちいち志望動機を訊くんだ!?」というのは、「なんでセンター試験には英語があるんだ!?」という、ある種わがままな不平を言っている人と何ら変わりがないのです。

「それっぽい回答」を捻り出す努力を!

筆者がいまの学生に自覚して欲しいこと。

それは、「志望動機なんて1社1社考えていられない!」という考え方は、ちょっと傲慢ではないかということです。

「自分は思うがまま自由に振舞うから、企業は自分を高評価しろ」と考えてはいないか、と内省して欲しいのです。

就活において、「志望動機」というのは定番質問の1つですし、面接で9割方訊かれることが予め分かっている質問です。

そんな訊かれて当然の質問に対してさえ、「それっぽい回答」の1つも準備せずに「お金を稼ぎたいから」と答えるのは「相手から期待されていること、求められていることが明確なのに、それに応えようともしない傲慢で怠惰な人」以外の何物でもありません。

人間は法律の範囲内で、思うがまま自由に振舞ってよい存在です。また、それと同時に、誰かが誰かをどう評価するのかも自由なのです。

つまり、相手の求めに応じないにも関わらず、「内定をよこせ!」というのは土台無理な話だということです。

「ちゃんと準備していること」をアピールせよ!

お子さんが、「GPA3.8で、ハーバードに1年留学して、ネイチャー誌に論文が掲載されて…」みたいな「別格のスーパー学生」であれば、志望動機が多少ビミョーでも内定は得られるかもしれません。

しかし、そうではない普通の学生が、選考でビミョーな志望動機を披露してしまっては到底勝負になりません。

ちょっと真面目に志望動機を考えた普通の学生と比較され、相対的に低評価になるからです。

就活選考における、他の頻出質問である「自己PR(自己アピール)」や「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」と比較すると、志望動機は「自己分析との整合性」や「企業1社1社の特徴に合わせた微調整」が必要で、学生にとって回答を捻り出すための負担が大きい質問であることは間違いありません。

ただ、それ故に「粗さが出やすい質問」でもあります。

面接官として学生と対峙していると、「就活指南本を丸暗記しただけ」とか、「ホームページをサラッと見て、褒めるトコだけピックアップした」という志望動機はすぐに分かりますし、正直、「またか…」という心情にさえなります。

本気で内定を獲得したいのであれば、自己分析をしっかりと行った上で、「自分のどんな性分が、その企業の特徴にどうマッチしたのか」が分かるように面接官に伝えられなければ面接は突破できません。

もし万が一、お子さんが志望動機を軽く考えているようなそぶりが見える場合には、綿密に志望動機を準備して「ちゃんと準備ができる人です」ということを企業側に示すのが内定獲得のための第一歩である、とお子さんに言い聞かせてください。

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吉田 竜一

大手外資系企業のプロジェクトマネージャーを経て、人財育成コンサルタントに転身後、人材育成研修等のプラン設計・講師などを歴任。現在、アンタントコンサルティング株式会社代表。「企業と人財のミスマッチを防ぎ、現場力を高める」がモットー。

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