「浪人」「留年」は就活において不利なのか?

就活を始めた学生さんからよく尋ねられるのが、「浪人・留年が就活でマイナスに働くことはないのか?」という質問です。お子さんが同様の状況の場合、親御さんも同じように心配だと思います。そこで今回は、採用現場での「浪人・留年」の影響について取り上げます。

こんにちは。人財育成コンサルタントの吉田竜一です。

今回は「浪人・留年は就活に不利になるのか」という点についてのお話です。

浪人・留年経験があり、今後、就職活動を迎えるお子さんがいらっしゃる親御さんには、ぜひご一読いただきたいです!

マイナス印象はゼロとは言えない

まず、大前提として、浪人や留年は「マイナス印象ゼロ」とはいきません。

浪人や留年をせずに、同じ学歴をクリアしてきた人間がいる以上、相対的なマイナスは避けられません。

また、長期雇用と『定年』という制度がセット運用されている現代の日本企業において、浪人・留年の年数はそのまま実質稼働年数の減少に繋がってしまいます。

資質や才覚の面で「飛びぬけて優良な学生」であるなら、4・5年の稼働年数減など些細な話ではありますが、「内定合否ライン上の学生」であれば、他の学生との比較にてマイナス要素となる可能性は否定できません。

理由が説明できれば、合計2年までは問題無い

ただし、実質的な話をすれば、合計2年までの浪人・留年経験は、「目に見えて就活結果に悪影響を及ぼす」ということはないと思います。

特に、なぜ浪人・留年になったのか明確なケースは、質問された場合に確固たる回答ができるため、逆に好印象を与えられたりします。

「行きたい研究室に行けなかったので、1年留年して再度院試験を受けた」とか、「高卒で1年半働いたのだが、やりたいことが見つかったので、もう1度受験勉強をして大学に入学した」といった理由があり、それを分かり易く説明できれば、「しっかりした意志のある若者だな」と好印象なのです。

逆に、浪人・留年が合計で3年以上となってくると対策が必要です。

実際に3年以上の浪人・留年をされている方には失礼な表現になりますが、人材評価の観点でどうしても「モタついた感」が否定できないからです。

このため、「なぜ浪人・留年が3年になったのか」、自分の行為に問題があったならば「何が失敗で、どう反省したのか」を明確に話せるように準備しておくことが必須となるでしょう。

こういった振り返りや反省をせずに、「色々あってしょうがなかった・・・」といった方向に話を持って行くと、真相がどうであれ、「言い訳がましい」とか、「他責的(=自分以外の人や状況のせいにすること)な思考回路だ」と評価されてしまう恐れがあります。

そのため、選考突破を最優先に考えるのであれば「客観的視点で反省する」というのがオススメです。

浪人や留年を過剰にコンプレックスにするな!

さて、本テーマの最後に1つ言いたいことがあります。

それは「浪人や留年を過剰にコンプレックスにするな」ということです。

筆者は様々な企業の研修を担当しておりますが、大企業・人気企業においても、3年以上の浪人・留年経験を持つ新入社員の方は何名もいらっしゃいます。

そして、そういった方々の共通する特性として、「浪人・留年経験を苦にせず話題に出せる」という点が挙げられます。

逆説的に言うと、「〇〇さん浪人してたの?」といった話題が出た瞬間に不機嫌になるような方、つまり、「浪人・留年経験が触れて欲しくないタブーとなっている学生」は、選考のどこかの段階で落とされているということです。

「3年ほど足踏みしてしまっているから、同期の1.5倍は頑張るぞ!」といった奮起に繋がる程度のコンプレックスであれば問題はありません。

しかし、コンプレックスが激しい自己嫌悪を招き、「触れて欲しくないタブー」を作り出してしまうと、「怒りの導火線がよく分からない面倒な人」になってしまいます。

こうなると選考面接のどこかで「雰囲気の悪い瞬間」が生まれがちですし、入社できたとしても人間関係構築の面で安定性を欠いてしまいます。

もし、お子さんに浪人・留年経験がある場合には、それを過度に深刻に捉えるのではなく、未来志向に話を向けるようにアドバイスしてあげてください!

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吉田 竜一

大手外資系企業のプロジェクトマネージャーを経て、人財育成コンサルタントに転身後、人材育成研修等のプラン設計・講師などを歴任。現在、アンタントコンサルティング株式会社代表。「企業と人財のミスマッチを防ぎ、現場力を高める」がモットー。

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