就活現場に異変!?「リクルーター」が復活の気配

最近の就活現場では、一昔前までよく行われていた「リクルーター」による優秀な人材獲得策を復活させる企業が増加傾向にあります。今回は「リクルーター」復活の背景と企業側の思惑に加え、「リクルーター」を利用するためのアドバイスをお届けします。

こんにちは。人財育成コンサルタントの吉田竜一です。

皆さんは「リクルーター」という就活用語をご存知でしょうか。

ひょっとすると現就活世代より、親御さん世代の方が馴染み深かった就活文化の1つかもしれません。

今回は、このリクルーターが復活気配であるというお話です。

デキルニンの就職塾 – 専門家が教える個別指導の就職塾

「リクルーター」とは何か?

最初に、「リクルーター」とは何かを説明します。

リクルーターは、新卒採用を行う企業の社員の役割の1つです。主に企業の若手社員が担当します。

リクルーターの担当する採用業務はエントリー者、あるいはエントリー候補者に対して直接接触(会食、電話、SNS、Eメール等を通じて)し、自社紹介や業務内容を説明してエントリーを促したり、入社意欲を高めてもらうことです。

リクルーターは、場合によっては本選考前の0.5次面接のような業務も担当します。

選考するに値しない人材を注意人物として会社に報告したり、逆に「これは掘り出し物だ!」という人材がいると、早期に面接アポイントをとるべきと会社に報告したりもします。

与えられる裁量は企業によってマチマチですが、裁量の大きいケースだと、リクルーターが「落とす」権限を与えられている場合もあります。

「リクルーター」が減少していた理由

リクルーター方式は00年代以降減少が続いていました。

理由は簡単で、就活のIT化による「大量エントリー&大量選考」との相性が悪かったからです。

リクルーターは「直接接触」でエントリー者やエントリー候補者と話をするため、エントリー者数が爆発的に伸びると、比例して業務量も爆発的に増加します。

例えば、エントリー者数が1万人を超えるような企業だと、ESや筆記選考で大半を落とすような選考設計になっていない限り、1万人の学生と接触するリクルーター自体が最低数百人は必要です。

社内の働き盛り・伸び盛りの若手を、年度末を含む3月~5月に数百人動員するというのは負担極大で、割に合わないのです。

また、就活ナビサイトの発達により、エントリー者を集めることが容易になった結果、各大学に担当者を割振ってローラー的に「エントリー者を搔き集める」というリクルーターの機能が不要になったのも一因と言えるでしょう。

「人脈は宝」である

このリクルーター方式ですが、近年、実は復活気配があります。

利用方式としては、「優秀な若手社員をリクルーターに任命し、推薦できる後輩や知人を連れてこさせる」という方式です。

昭和の時代のリクルーター(大学名で接触してエントリー者を搔き集めるタイプ)を、より「少数精鋭採用に特化」させたタイプと言えるかもしれません。

就活ナビサイトの発達により、エントリー者数を搔き集めること自体は以前より容易になりました。しかし、それと同時に、エントリー者の中から「ダイヤの原石」をみつける作業にかかる労力も増加しています。

そのため、「優秀な学生に絞ってエントリーを集めるためには、優秀な若手社員の後輩や知人ネットワークを使う方が効率的」と考える企業が増えたのです。

実際、「優秀な若手が紹介する大学の後輩や知人は、優秀である可能性が高い」というのは間違いないと思います。

大学時代は友人交流の自由度が高いため、「性格や学習意欲の面で、似た素養を持つ人同士が仲良くなる」という傾向があります。

そのため、自社が優秀と判断している若手の交友関係から紹介される人材は、その若手に似た素養を持つことが多く、優秀である可能性が高いのです。

リクルーターの復活気配は徐々にですが強まっています。

今後、ゼミや研究室、あるいはサークルや学外活動での繋がりから、採用・内定を得るようなケースが増えるかもしれません。

社会人になってからは言うに及ばず、学生時代においても「人脈は宝」ということです。

SNS全盛の現代ですが、特に尊敬できる先輩とのリアルな人付き合いは大事にするようにお子さんに伝えてあげてください。

就活を控える大学生の親御様へ

現在、デキルニンでは【デキルニンの就職塾】という就活支援サービスをご提供しています。

一人の就活生に対して一人の就活トレーナーがマンツーマン指導を行い、『提出先企業に最適なESが書けない』『なかなかESが通らない』『面接で落とされてしまう』などの課題を解決します。

また、近時早期化する就活現場の動きに合わせて、『早期に動き出してライバルに差をつけたい』『志望企業のインターン選考を突破したい』『短時間で集中的に就活対策がしたい』という大学1~2年生にも最適です。

【デキルニンの就職塾】で就活トレーナーとして指導するのは、キャリア形成サポートのプロである“キャリアコンサルタント(国家資格保有者)”です。

キャリアのプロだからこそできる専門的かつ効果的な指導で、お子さんの内定をグッと引き寄せます!

デキルニンの就職塾 – 専門家が教える個別指導の就職塾

The following two tabs change content below.

吉田 竜一

大手外資系企業のプロジェクトマネージャーを経て、人財育成コンサルタントに転身後、人材育成研修等のプラン設計・講師などを歴任。現在、アンタントコンサルティング株式会社代表。「企業と人財のミスマッチを防ぎ、現場力を高める」がモットー。

アンタントコンサルティング株式会社HP

人材育成コンサルタント・吉田竜一の就活プロファイル