情報化社会の弊害?若者のアンテナ範囲が偏っている

いまの就活は「情報戦」です。親御様の時代と比べると欲しい情報を入手するための労力は格段に下がっていますが、逆に情報が多すぎるあまり、アンテナ範囲に偏りがある就活生が増加傾向にあります。お子さんには「情報に関する資質」、きちんと備わっていますか?

こんにちは。人財育成コンサルタントの吉田竜一です。

「就活は情報が大事!」とは口を酸っぱくして繰り返してきたフレーズですが、この点において最近心配な学生が増えています。

一言で言うと、持っている情報が「狭く・深い」傾向があるのです。

若者が情報に鈍感になっている?

「最近の若者は新聞を読まない!活字離れしていて情報に鈍感だ!!」という意見がありますが、決してそんなことは無いと筆者は考えています。

インターネット上のニュースサイトはどんどん豊富になっていますし、スマートフォンによっていつでも最新のニュースを見れるようになった現代の若者は、文字数ベースで言えば我々の世代より文章を読んでいるように思います。

ただし、個々人の若者の持っている情報が「狭く・深い」あるいは「偏っている」という状況が増えているのも事実です。

例えば、「日本の労使関係は昔から…」といったような「社会問題としての就活」に関しては専門家並の知識量を誇っているのに、志望業界に関する最近のニュース(筆者の業界分析コラムに書いたような内容)の話を振ると「えっ?何の話ですか?」となる学生もいました。

情報を無意識的に選別してしまうWeb社会

現代は「情報洪水」と言われるような時代ですから、流れてくるヘッドライン全てに目を通し、情報の取捨選択を行うというのは現実的ではありません。

そのため、私たちは無意識的に情報のフィルタリングを行っているのです。

ニュースタイトル一覧から、興味のあるニュースだけをクリックして詳細に目を通すという行動が、まさにそのフィルタリングなのです。

そして、Webサイト側としても、そういった傾向に沿うような機能を充実させています。

具体的に言えば「おすすめ機能」です。動画投稿サイトで、「あなたへのおすすめ動画」が表示されたり、通販サイトで「この商品を買った人がセットで買った商品一覧」が表示されたりといったケースが代表的でしょうか。

興味のある話題から興味のある話題へ橋渡しすることで、アクセス数、あるいは購買行動に繋げようとしているのです。

こういった「おすすめ機能」は好きな話題、気になるテーマに関しての情報を集中して仕入れるためには便利です。ただし、「無意識的に興味のある情報ばかり見てしまう」という傾向を、さらに強める存在であるのも事実です。

「子供のアンテナの範囲外」を親が補う

親御さん世代、そして筆者の世代などと比べると、情報を得るための労力は確実に減っており、「意識して情報収集をすれば、容易に情報を得られる」という時代です。

就活においても、昔は電話帳のように分厚い会社カタログから気になる企業を探し出し、応募はがきを書いて投函し、1週間~2週間でやっと会社案内が届くという流れでしたが、現在は検索サイトに「株式会社〇〇 2020卒 採用」と入力してエンターキーを押せば、採用ページに即アクセス可能です。

会社の経営状況に関するニュースであっても、社名でニュース検索すれば、新商品から最近の決算動向までチェックすることが可能です。

社会において情報は非常に重要なファクターです。

自分の強みとなるような分野において「深い知識」を持つこと。そして、ビジネスチャンスや時流を掴むために「浅く広い知識」を持つこと。この両面を揃えることが、優秀なビジネスパーソンに求められる「情報に関する資質」だと筆者は考えています。

就活においても、「変化していく就活ルール」から「志望業界の動向」や「志望企業の採用イベント」まで幅広くチェックしつつ、自分の強みとなるような情報に関しては深く深く掘り下げていくことが必要です。

お子さんの「アンテナの範囲」をチェックし、カバーできていない部分については、親御さんが補って伝えるようにしてあげてください。

★業界分析コラムはコチラ

就活を控える大学生の親御様へ

現在、デキルニンでは【デキルニンの就職塾】という就活支援サービスをご提供しています。

一人の就活生に対して一人の就活トレーナーがマンツーマン指導を行い、『提出先企業に最適なESが書けない』『なかなかESが通らない』『面接で落とされてしまう』などの課題を解決します。

また、近時早期化する就活現場の動きに合わせて、『早期に動き出してライバルに差をつけたい』『志望企業のインターン選考を突破したい』『短時間で集中的に就活対策がしたい』という大学1~2年生にも最適です。

【デキルニンの就職塾】で就活トレーナーとして指導するのは、キャリア形成サポートのプロである“キャリアコンサルタント(国家資格保有者)”です。

キャリアのプロだからこそできる専門的かつ効果的な指導で、お子さんの内定をグッと引き寄せます!

デキルニンの就職塾

The following two tabs change content below.

吉田 竜一

大手外資系企業のプロジェクトマネージャーを経て、人財育成コンサルタントに転身後、人材育成研修等のプラン設計・講師などを歴任。現在、アンタントコンサルティング株式会社代表。「企業と人財のミスマッチを防ぎ、現場力を高める」がモットー。

アンタントコンサルティング株式会社HP

人材育成コンサルタント・吉田竜一の就活プロファイル