AI時代を生き残るには「スキルのレア度」が重要!?

「AIに仕事を奪われる…」と叫ばれはじめてから久しく経ちますが、未だに、たまにビジネス雑誌で取り上げられているホットな論点です。そこで今回は、「AIを開発する側の視点」から今後も生き残るスキルとはどんなスキルなのかを吉田流に分析してみました。

こんにちは。人財育成コンサルタントの吉田竜一です。

今回は少し趣向を変えて、遠くない未来にやって来るであろう「AI時代」において、どんなスキルが生き残るのかを考えてみます。

頭を使う仕事に就かねば、AIに仕事を奪われる?

最近、AIの発展が著しいのは、皆さんご存知のとおりです。例えば、将棋や囲碁といったボードゲームの世界においては「人間はAIに勝てない」時代になっていますし、ビジネスの世界でもAIによる自動化は数多く進められています。お掃除ロボットであったり、クレジットカード会社の審査業務であったり、経理の勘定科目仕分け業務であったり、活用事例は日増しに増加しています。

そんなAI化の進む現代において、「高付加価値で高需要のスキルを身につけないと、AIに仕事を奪われる」という危機感を煽る論をよく見かけます。しかし、筆者は若干不正確ではないかと考えています。むしろ高付加価値で高需要のスキルの方がAIに奪われるのではないかと考えています。

需要の多いスキルからAIに奪われる!?

理由は「AIを開発する側の視点」から考えると分かり易いです。

例えば、皆さんが翻訳AIの開発者だったとしましょう。何らかの外国語と日本語の翻訳AIを開発する場合、皆さんは何語をターゲットにするでしょうか。おそらく、大半の人が英語、中国語、フランス語といった「確固たる需要が見込める言語」を選ぶと思います。世界で1000人だけしか使っていないナントカ語の翻訳AIを作っても、まともな売上が見込めないのですから、当然高需要な言語を選択するでしょう。

上記のたとえ話から分かることは、「AI開発費<AIの売上期待額(≒AI導入による人件費削減額)」の不等式が成り立たないとAI化は進まないということです。AI開発は現代の一大ムーブメントですが、「商業的に採算が取れないだろう」と考えられるような案件は当面AI化の対象ではないのです。

では、どんな仕事が上記の条件を満たすのか…。

答えは、「人間の担当者が多く、AIに置き換えることで多人数(あるいは高人件費スタッフ)の置き換えが可能な仕事」です。言い換えれば、「どこの会社でも一定の頭数が必要な潰しの効く高需要スキル」ほど「AIによって潰される可能性が高い」ということです。

レア&ニッチなスキルの価値を見直そう!

逆に、レアなスキル、ニッチなスキルを必要とする業務は、AIで置き換えたところでコスト削減にはつながりにくいため、AIに仕事を奪われにくいです。「これくらいならAIを開発するより専門家に依頼した方が安いし速い」という仕事は、これからも人の手に残り続けるのではないかと思います。

また、「思考AI自体は作れますが、ロボットの方が高価になる」という仕事も残りそうです。
脳にあたるAI自体はプログラムをコピペすれば量産可能ですが、細かい手作業や、多種多様な製作工程を再現するロボットはどうしても1台あたり何千万円(多数のセンサー、モーター、ロボットアーム等が必要なため)という額になりますので、まだ、人間を雇う方が安いと判断されるでしょう。

ここまで、AI時代に生き残るスキルを考えてきましたが、「意識的にレア・ニッチなスキルを身につけよう!」と言うのは難しいですし、意欲面から考えてもナンセンスです。「素直にやりたいことをやってみて、それがAI時代において生き残ればラッキー」くらいのスタンスが健康的だと思います。

ただ、「一見、お金にならなそうなレア・ニッチなスキル」をお子さんが習得しようとしている場合、「この子は1銭の得にもならないことに熱中して…」と眉を顰めるのではなく、今回の記事を思い浮かべて応援してあげてください。

「一風変わったスキルや経験のある人」が稼げる時代になるだろうと筆者は確信しています。

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吉田 竜一

大手外資系企業のプロジェクトマネージャーを経て、人財育成コンサルタントに転身後、人材育成研修等のプラン設計・講師などを歴任。現在、アンタントコンサルティング株式会社代表。「企業と人財のミスマッチを防ぎ、現場力を高める」がモットー。

アンタントコンサルティング株式会社HP

人材育成コンサルタント・吉田竜一の就活プロファイル

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