スキー場で異文化コミュニケーション

学生の皆さんは冬の楽しみと聞くと、何を思い浮かべますか?
温泉、鍋、イルミネーション、クリスマスや正月といったイベント、渋~くワカサギ釣り・・・
やっぱり、スキー、スノボですかね?

でも今、日本国内のスキー人口が大幅に減っているってご存知でしたか?
逆に外国からの訪日客が増えていて、平日なんか日本人より外国人のほうが多いってこともあるみたいです。
また、経営危機に陥っている日本のスキーリゾートに外国の資本が入って、訪日客の取り込みを行っているということもあるようです。

1.1998年をピークにスキー人口は減っている

1980年代、僕がまだ小学生のころ。世はまさにバブルの時代。
冬休み、春休みになると、家族でスキー場に行くのが流行り出した頃だったと思います(ちなみに、僕の家は両親がインドア派だったので、温泉旅行がメインでしたが)。
テレビでも、トレンディドラマが最盛期で、「私をスキーに連れてって」なんて映画がヒットしており、子供ながらにスキーって楽しいんだろうなって思っていました。
冬になると必ずCMで流れる広瀬香美の曲、JR東日本「JR SKI SKI」のCMなど、スキーに行くのが当たり前のような感じに世の中なっていたような気がします。
僕が学生の頃(かれこれ20年前になりますが・・・)も、冬になると皆、サークルの合宿やなんやで、スノボ行くぞー!ってワイワイやっていました。
ただ、僕が学生だった頃をピークに、スキー・スノボ人口は減っています。
2013年時点では、1998年のピーク時(1800万人)の約4割(770万人)へと減少しています。


出典:観光庁 「スノーリゾート地域の活性化に向けた検討会」

2.やっぱりお金がかかるのよね

首都圏に住んでいると、スキー場までにかかる交通費、宿泊費、リフト代など、一回行くだけで3~4万円の出費。ほかにも、ウェア、ボードの購入費もしくはレンタル代など、シーズンで結構な出費に。
僕もお金がなかったので、用具は、バイト先の店長からBartonの板と、ビンディングのお古を譲受け、何回か滑りに行きました。
ちなみに、その店長と行っていたのが、千葉の船橋にあった室内スキー場のザウス!(今はもう無く、現在はIKEAになっています)2002年に閉鎖になりましたが、このザウスのアイデアを元に、ドバイに世界最大の室内スキー施設≪砂漠中のスキーリゾート≫「スキー・ドバイ」が建設されました。

・・・さておき、就職氷河期と呼ばれた時代から、スキー人口が減ってきたのは、ターゲットとなる若者がレジャーにお金を使えなくなってきたのもあるし、この頃から、若者の消費に関する意識が変わってきたような気がします。
僕が学生の頃も結構金がかかるなと思っていたから、今のコスパ重視の学生の皆さんにとっては、ちょっと考えちゃうレジャーかもしれませんね。

3.日本のスキー場の生き残りは、雪の降らないアジア諸国からの訪日客

年々、スキー人口が減ってきている状況ですが、スノーレジャー産業にちょっと好転の兆しが見えてきているのではと言われています。
例えば、定年退職したシニア世代がスキーレジャーを楽しむようになったり、スノボが台頭しだした時の若者世代が、今度はファミリーで楽しむようになったなど。

また、冒頭話しましたが、大きいのがインバウンド効果。
数年前から訪日外国人が良質な日本の雪を求めてやってきているということ。
南半球のニュージーランドや、オーストラリア人が長期滞在してスキーを楽しんでいると、テレビでもよく報道されていました。日本でスキーを楽しんでいる欧米、オーストラリア人はいわゆるスキーの中上級者であって、日本のパウダースノーを求めて、滑りを楽しみに来ている人たちです。
現在は、アジア諸国の訪日外国人が多く、例えば北海道ニセコでも、香港、マレーシア、シンガポール、タイ、中国などのアジア諸国の外国人が、オーストラリアなどからの外国人数を抜いているらしいです。アジア諸国の方々は、滑りを楽しむために来たというよりも、日本観光の一つの楽しみとして訪れるらしく、今後も増え続けるアジア諸国のスキー未経験者の方にリピートしてもらうことが、国内のスノーレジャー産業を支えることになりそうです。
そのためには、言語、習慣、マナーなどを意識しつつ、外国人向けにいかによいサービスを提供できるかがカギになりそうです。
数年後には日本で一番、国際的なレジャーを楽しむ場所がスキーリゾートになるかもしれませんね。異文化コミュニケーションをとる場所がスキー場というのも面白いかもしれません。

僕は東京で暮らしていて、実感はないのですが、日本って世界でも有数の豪雪国で、「世界で最も雪の積もる都市ベスト10」では、TOP1、2に青森市、札幌市がランクインしていました。
日本は国土の狭いわりに、人口が多く、そのためかもしれませんが、スキーリゾート施設の数も、世界で1、2を争うほどの数があるらしいです。実は、スノーレジャーを楽しむのに、恵まれた環境にあるんですよね。

来年は平昌冬季五輪、2022年は北京冬季五輪もあることですし、友達との思い出作りのために、スノーレジャーを体験するのはいかがでしょうか。

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親指

デキルニンに参画してから、めっきり体重が増加。 首がなくなり、嫁からは親指といわれる。 「俺でもわかる!」をモットーに、親指自身が読んで理解できる易しい記事を執筆します。