ESのお手本から書き方のコツをアドバイス~アルバイト経験編~

就活本の中には添削コーナーみたいなものがあって、就活生のESや面接などの回答を加筆修正したお手本がたくさん掲載されています。それを真似るか真似ないかは就活生が決めることですが、たまに「本気か?」と思えるものがあって面白かったりします。

こんにちは、キャリアコンサルタントの家元です。

今回は市販されている就活本の中から、気になる自己PRのお手本を抜き出して、思うことをつらつら書いてみようと思います。

といっても、ネタ元が特定されないようにかなり手を加えています。
またここで書くことはあくまで個人的な感想でしかないので、例文の書き方が正しいとか、正しくないとか評価するものではありません。(つまり、ガチで参考にはしないでね、ということです)

デキルニンの就職塾

例文

質問「学生時代にどんなアルバイトをしましたか?」

私は大手雑貨店のアルバイトでヘルス&ビューティーの担当者になりました。
私が特に販売に力を入れたのが、新商品の鼻毛カッターでした。刃物職人がひとつひとつ手作りしたもので、本当によく切れるんです。
私は鼻毛カッターを売るために、まずは実際に使ってみて、商品知識を徹底的に学びました。その刃物職人がどんな人で、どんな気持ちで商品を作ったのかなど、ストーリーで語れるようにして、接客に活かすように努力しました。
その結果、その鼻毛カッターは月間30本を売り上げ、同僚から「鼻毛の○○さん」と呼ばれるようになりました。(215文字)

元ネタは吐くほどつまらなかったので原型をとどめないくらい加筆しましたが、このくらい書けると「コイツ、なんか面白いんじゃないか」と評価してもらえるかもしれないレベルになりました。

講評

セオリーとして
①まず、結論を述べる
②それから、仕事内容を適度に具体的に述べる
③そのあとに、工夫したことや苦労したことを述べて、最後にその行動の結果を述べる

その時、できるだけ数字を使って定量的ににアピールします。まあ、セオリー通りと言えばそうなりますが、月間30本という数字が多いのか少ないのかよくわかりませんね。

就活本を読んでいても、ときどき「その数字いる?」と思うことがあるんです。“数字でアピールしろっていうから無理やり数字を入れました感”が否めない感じのESが多いような気もします。

あと、アルバイトの接客が売上にどれだけ貢献したの?というのも気になります。

特徴のある新商品ですから、ちょっとポップを工夫すれば売れそうですし、「君、鼻毛コーナーにずっと張り付いてたの?」と思われてしまうかもしれません。

もちろん業務内容にもよるでしょうが、アルバイトの業務って基本的にマニュアルですし、そこで成果をうたうのは少し難しいのかなとも感じます。

足りないのは「鼻毛カッターへの情熱」ですかね。

数ある商品群の中から、どうしてそれなのか?君は鼻毛カッターに何かコンプレックスでもあったのか?そのあたりの情報があってもいいのではないのでしょうか。

最後に

とはいっても、想定よりも魅力的な回答になってしまいました。

私としては「刃物職人がどんな人で、どんな気持ちで商品を作ったのか」は、気になります。

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