グループディスカッションは怖くない!議論で活躍できる枠組み思考法

就活の場において、グループディスカッション(GD)やグループワーク(GW)など、初対面の学生と課題をこなさなきゃいけないことってありますよね。そんなときにいきなり議論や作業を進めちゃダメ。まずはチームになって、同じ目的を共有しなきゃ。

こんにちはキャリアコンサルタントの家元です。
就活の採用選考の中で「グループ・ディスカッション」が課されることがあるかと思います。
形式は様々でしょうが、5人~10人くらいのグループで、ある課題が出されて、それを20分~30分くらいで議論する。そして時間内にグループとしての結論を出す。
こんなところでしょうか?

面接官として見ている分には、まあ楽しそうとも思うのですが、学生からしたら、議論に参加しなきゃならない、面接官の評価を気にしながら振る舞わないとならない、タイムキーパーとかいう存在価値がつかめない役回りを押し付けられる、目の前の奴がやたらと噛みついてくるで、この記事を書きながらもカオスな状況が目に浮かびます。

さて、記事のネタがなかったので就活対策本をパラパラとめくっていたらこんな課題があったので、私も考えてみたいと思います。

【問い】桃太郎の登場人物で一人だけクビにするなら誰ですか?

とある商社で実際に出されたネタらしいです。ほとんど大喜利ですね。

これはどういう状況なのでしょうか。
桃太郎一味の収益が悪化したので、誰かをリストラしなきゃならんな、という大人のプレッシャーを桃太郎が受けているのか、はたまた○○インフルエンザみたいなのが流行していて、他のメンバーに感染しないように鳥っぽいやつを処分してしまおうとか、腹が減ったので鳥っぽいやつを食っちまおうとか、無限に考えられます。

課題に共感できる部分が少なく、できの悪い上司からの指示みたいに、もう少しセッティングしてくれてもいいじゃん、と思わなくもないですが、まあこれでやれってことなのでしょうね。

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参加メンバーと握っておく項目

こんな漠然とした設定の課題の場合はまず、「前提」を確認しておくことが必要になりそうです。
私の知っている桃太郎の話と、彼女の知っている桃太郎の話は違うかもしれない。
もしかしたら彼女が引き連れているのは、「サル」、「キジ」、「イヌ」ではなくて、「サル」、「カッパ」、「ブタ」なのかもしれません。

こうした前提をメンバーと確認し合ったうえで、次に考えるのは「イシュー」です。要するに「このディスカッションでは何を考えるのか」を参加者間で共有しておくということです。
どんなに分かりきったテーマでも、ここは言葉にして最初に握っておかないと、議論はどこまでも逸れていきます。

考えるための思考の準備

リストラの候補をとりあえず「サル」、「キジ」、「イヌ」として、「さて誰をクビにするか?」が議論の最終的なアウトプットになります。

ところで、3匹のうちどれをクビにするかですが、正直なところ「どうだっていい」じゃないですか?
たぶん採用担当者も「サルが正解!」なんて思っているはずもなく、アウトプットとしては「何だっていい」というのが正直なところでしょう。

そうなるとこのグループディスカッションで求められている成果は「奴をクビにすることに、どれだけの合理性を持たせることができるか」にかかってきそうです。

合理性のあるクビ、なんだか一気に現実的な話題になってきましたね。

グループディスカッションの場合、すべての選択肢をひとりで検討する必要はないので、自分の中でひとつ決めちゃいましょう。

「キジです」

あとの動物は他のメンバーが担当してくれるはずです。

考える枠組みを決めてしまえば議論が散らからない

物事を考える時、イシューを分解して考えると整理しやすくなります。
たとえば今回でいえば「鬼が島攻略における貢献度が最も低かった動物はどれか?」をイシューにすると、「能力は発揮できたか?」、「攻略に成果があったか?」、「作戦に貢献したか?」あたりに分解するといいかもしれません。

ではキジに当てはめてみると、「飛べる?だから何」、「お前、鬼つついてただけじゃん」、「鳥目ってなんだよ、夜襲できないじゃん」という感じで、「キジは貢献してないよね」という、クビの理由が揃います。

こういう思考法を「枠組み思考」といいまして、グループディスカッションの前にこの枠組みをみんなで決めてしまうと、かなり議論が捗るはずです。

こんな感じで準備が整ったらいい具合に力を抜いて、議論をはじめましょう。

実はグループ・ディスカッションの肝は「議論を始める前」にあるといっていいでしょう。
ここをうまくコーディネートできれば、議論そのものは全く怖くありません。

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