夏秋採用が春採用と違う理由、今からできる就活準備

現役キャリアコンサルタントが教える就活支援最前線。
内定がもらえないと言って焦る必要はありません。まだまだ採用は続きますし、この時期だからこそできる就活もあるでしょう。でも戦い方は学生と企業、双方の事情から春採用と少し違ってくるようです。

こんにちは、キャリアコンサルタントの木村です。
クールビズが広まっている社会人の中に、黒の上着を手に持った就活生を見かけます。今回は夏秋採用を目指す皆さんに、「春採用とは少し違う準備が必要」だということをお伝えしたいと思います。

夏秋採用にチャレンジする学生には理由がある

まず、今からの時期に就職活動をする学生は、どのような事情を抱えているのでしょうか?

  • 新型コロナの影響で先行きが見えない
  • 春から就活しているが内定が無い
  • 内定はあるが、もっと納得できる内定が欲しい
  • 留学から戻り、今から就活を始める
  • 公務員志望、大学院進学希望からの切り替え
  • 体育系の部活やサークル活動等を継続していて就活が出来なかった

様々な理由が考えられます。
おそらくそれぞれが「もっともな理由」を持っていて、就職活動をしている事でしょう。

大きく分けると2つのグループに分かれるかと思います。

  1. 春採用からの継続組
  2. 夏秋採用からの参加組

さて、どちらのグループであっても、「どうして今の時期に就活をしているの?」と問われることがあります。

絶対に質問されるということではありませんが、この時期に就活をする人には、採用側にとって聞いておきたい部分ではありますので、回答は準備しておいた方がいいでしょう。

これは意地悪で聞きたいわけじゃなくて、春採用にあえて乗らなかった特別な理由があるのかな?、という純粋な興味からでしょう。

この質問への回答は、①春採用からの継続組と、②夏秋採用からの継続組で分かれると思います。

①春採用で得られたものを実践するため

春採用からの継続の場合、内定がすでに出ている場合と、まだ出ていない場合でまた違ってくると思いますが、どちらも相手にネガティブに捉えられないように意識する必要があるでしょう。

特に、自らの意思に反して夏秋採用を目指すことになった人は、気持ちを前向きに切り替えてから、自己アピールの準備をしましょう。

春から就活してきたが、色々準備が出来ていなかった。公務員試験に落ちてしまったから仕方なく、といった、ネガティブな思いのまま面接を受けることは避けましょう。

それではどのように切り替えるのか?ネガティブな事実をポジティブに捉えなおす「ポジティブ・リフレーミング」を活用するといいでしょう。

たとえば、「今までの就活はうまくいかなかった、けれど得たものがある」と視点を変えることで、面接官にも夏秋採用にチャレンジする理由がポジティブに伝わるのではないでしょうか。

内定がすでに出ている場合でも、就活をしていくうちに自分の考えがより明確になったことで、志望先が変わったなど、相手がポジティブに納得できる理由が欲しいところです。

②夏秋採用は決断そのものがエピソードになることも

一般的に考えると、夏秋採用は春採用に比べると就活においては不利に思えることもあるでしょう。そこを「あえて」夏秋採用からチャレンジするという事実は、どのような理由であっても、その人特有の意志のようなものを感じることができます。

その決断はおそらく、あなたの「個性」が詰まっている所なので、そこは自己アピールとして伝えてもいいかと思います。春の就活よりその活動を優先した理由や、そこからの成果をアピールしてみましょう。

採用する企業側にも事情がある

一方、採用する企業側にもあえて夏秋に採用をする事情があります。

  • 春採用で必要な人材を確保しきれなかった
  • 留学生が帰国するタイミングに合わせ、「留学」経験をした人を採用したい
  • 公務員志望から切り替えた人を採用したい

などが考えられます。
企業も人材の取り合いとなっているので、特に中小企業などは大きな企業と競争するよりは、あえて夏秋に採用リソースを集中させるような戦略を取ることもあります。

もちろん春採用とは企業が求める人材ニーズも変わってくるはずなので、それに対応した準備が必要になってくるでしょう。

今、相手が知りたがっていることに誠実に回答すること。それに加えて、夏秋採用は事情をポジティブに説明できること。このあたりを意識的に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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就活準備ガイド

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木村 美和子

1級キャリアコンサルティング技能士。学生から社会人まで幅広いキャリア支援で活動中。 複数の大学で教鞭を取り、内定を取るためのテクニックだけでなく、 その企業で自分らしく働くための「戦略作り」までサポートしています。