文系でも簡単!内定先に迷ったときの決め方(期待値判定)

内定はたくさんもらえたけど、この中からどうやって選んだらいいの?メリット、デメリットを比較しても決め手に欠けるし。そんなときに一度は考えてほしいディシジョンツリー。ここぞという時の選択を数量的に、ロジカルに検討してみてはどう?

こんにちはキャリアコンサルタントの家元です。
就職活動も既にいくつかの内定をもらっている方がいるかと思います。特に今年は学生側に有利だと言われているので、複数の企業の内定が出て、「さて、どこの企業に入ろうかな」なんて状況の学生もいるのではないでしょうか。

しかし、本命企業の内定なら迷わずに決定できるでしょうが、場合によっては3番手、4番手あたりの企業で、どちらを選ぶべきか悩む場面もあるでしょう。そのような、ぱっと見、甲乙つけがたい中から選択をしなくてはならない時、みなさんは何を基準に物事を決めていますか?

今回はこれからの人生に現れるであろう「選択の場面」について、少しだけ数量的に考える方法について取り上げてみたいと思います。

取りうるシナリオを樹形図で書き出してみる

たとえば今、山田さんが内定をもらっている2社のどちらを選択するべきか、迷っていたとします。

A社:
飲料メーカー。主に缶入り飲料を商品企画から製造、販売まで一貫して行っている。商品企画部に携わる学生を主に募集しているが、もちろん営業部やその他の部署にも配属される可能性はある。B社:
お菓子メーカー。チョコレート製品が有名で、企画から販売まで手掛けている。商品企画部への配属もありそうだが、希望者が多く、ほとんどの新卒は営業部にまわされるという噂がある。

ところで山田さんはチョコレートが大好きで、いつか自分でチョコレート製品を開発して世に出してみたい、という希望を持っていました。しかしB社では営業部に配属される可能性が高そうなので、チョコレートではないけれど、商品企画ができるならA社でもいいかな、なんて悩んでいます。

さて、あなたが山田さんなら、どちらを選ぶでしょうか?ひとまず選択肢を整理すると以下のようになります。選択は会社のみ、配属部署は選べないものとします。

起こりうる確率と起こった際の喜びを書き出してみる

そこで山田さんは、それぞれの部署に配属される可能性を感覚値で書き入れてみました。できればB社の商品企画部に行きたいのですが、希望が通る可能性は低そうです。

さらにそれぞれの部署に配属された場合の自分の満足度についても100点満点で評価してみました。商品企画部ならそこそこ、営業部ならテンションが落ちます。

さて、ここまでくればA社に行った場合と、B社に行った場合の、満足度の「期待値」を算出することができます。例えばA社の商品企画部は50%の確率で80点の満足度が得られるので、期待値は「50%×80点=40点」です。
他の部署でも同じように計算し、合計したものがA社を選んだ場合の、満足度の期待値になります。

というわけで期待値で比べると下のようになり、山田さんはA社を選択するほうが、「合理的な判断」だと言えます。

A社:(50%×80点)+(20%×20点)+(30%×50点)=59点
B社:(20%×100点)+(60%×20点)+(20%×50点)=42点

後悔の無い選択をしよう

さて、このような起こりうるシナリオを樹形図にして、それぞれの期待値を比較検討する方法を「ディシジョンツリー」と呼びます。ビジネスの場面でもよく使われる方法です。

もちろんこれは検討をする際のひとつの方法にすぎません。このような方法で選ぶのもいいですし、悩みに悩んで考え抜くのもいいでしょう。

大切なのは「その選択に自分が納得できるかどうか」です。
就職先を決めるような場面だけでなく、これからの人生のあらゆる場面においても、自分で納得できる意思決定をしたいものですね。

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家元

フリーター、構成作家、パチプロ、無職、派遣、マネージャー、広告デザイナーなど、自ら率先して、方向性のないキャリアを積み増しているキャリアコンサルタント。

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