頑張ったガクチカでも深掘りとスルーで面接官の対応が分かれるワケ

現役キャリアコンサルタントが教える就活支援最前線。
就職活動の面接で人と同じエピソードを話したのに、私だけ食いついてこない、なんてことありますよね。その違いってどこから来るの?見た目?声質?笑顔が足りない?いえいえ、ソコじゃないのです!

こんにちは、デキルニンです。
就活生から「隣の就活生と同じような内容のガクチカを話しているのに、自分はあっさりスルーされた。何がいけなかったのか?」と相談を受けました。

※ガクチカ:学生時代に特に力を入れた(頑張った)こと

挙げているエピソードは変わらないのに、面接官の対応が違うのはなぜでしょう?

今回は、面接官に興味を持ってもらえるような表現力についてお伝えします。

面接官の興味はあなたの「考え方」や「姿勢」に向けられる

これまでの記事の中でも、「面接官は入社後、自社のために活躍(貢献)できる学生を採用したいと思っている」とお伝えしてきました。

面接官の興味関心は、「その人の考え方や姿勢(行動特性)」に向けられています。

就活生の自己アピールを聞いていると、その人の考え方や取り組む姿勢が何となく伝わってくることがあります。

面接官はその「何となく」を本人が自覚しているかどうかを確かめようとします。

それが「深掘り」と呼ばれるものの正体です。

「何となく」の理解では、面接官が学生にある種の期待を抱いたとしても、学生が入社後にその期待に応えてくれると言い切ることができません。

面接官にはその学生を採用した根拠が必要ですから、学生が入社後に考え方や姿勢を実現してくれるという確証が欲しいのです。

同じ内容のガクチカで面接官の反応が違うワケ

それでは冒頭の「隣の就活生と同じような内容のガクチカを話しているのに、自分はあっさりスルーされた。何がいけなかったのか?」の相談はどうでしょうか。

おそらく面接官はその学生のガクチカの伝え方に、深掘りするほどの魅力を感じなかったのではないでしょうか。

その学生の伝え方では、その学生が持つ「考え方や姿勢」がうまく伝わっていなかったようです。

自分の考え方や姿勢をエピソードに込める

たとえばこんなやり取りはどうでしょうか。

就活生:自分の強みは傾聴力です。
サークル、部活などでひとりひとりの意見を傾聴し、まとめてきました。
面接官:なぜ傾聴なのですか?
就活生:話をよく聴くためです。
面接官:ではなぜ話をよく聴く必要があったのですか?
就活生:聴かないと分からないからです。

確かにそうですが、小学生とのやり取りのようで残念です。
しかし、実際にこのような場面は頻繁に起きていて、面接官のがっかりする様子が目に浮かびます。

そこでもっと突っ込んで

面接官:傾聴する時に心がけていたことは何ですか?
就活生:最初から反対しないでじっくり聴くことです。
面接官:なぜ、反対しないで聴くのですか?
就活生:最初から反対すると、それ以後、本当に思っていることを話さなくなってしまいます。それでは、本当はどう思っているか?なぜそう考えるのか?が分からないままになってしまうからです。

やっとこの辺りから、その人の考え方が出始めました。

傾聴は、相手の思うことを丁寧に受け止めながら、何を話しても大丈夫という安心感を与え、信頼関係を作るというスキルです。この部分を表現できていないと、傾聴スキルを理解して使っていることになりません。

このように面接官の「なぜ」に答えるには、学生が自分の考え方や姿勢を「意識化」出来ていないと難しいでしょう。

逆に言えば、そこをあらかじめ自覚し表現できれば、面接官は初めからあなたに興味を持ってくれますし、深掘りされてもいくらでも対応することができるでしょう。

・サークル内の意見が分かれていたので、飲み会を企画しました。
・留学先で現地の環境に馴れなかったので、留学生同志から付き合い始めました。

これも同じですね。

なぜ飲み会?なぜ留学生同志から?の「なぜ?」に当たる部分に面接官の関心があることを理解しておきましょう。

常に、「面接官視点」を忘れないよう心がけてくださいね。

深堀テーマ例

長所

自分の長所は?
>努力家です。

なぜそう言える?
>勉強に打ち込んだ経験がある

なぜ打ち込めたの?
>良い大学に入るため受験勉強した

なぜ大学に入りたいの?
>大手に就職したいため

なぜ大手に就職したいの?
>両親を安心させたいから

「家族を安心させたい」その気持ちは素晴らしいです。ですが、これ面接で伝えたいことでしょうか?

ガクチカ

学生時代頑張ったことは?
>サッカーを10年続けた

何のためにサッカーを取り組んだの?
>勝負の結果がわかるスポーツで自分の成長を感じたかったから

なぜ続けられたの?
>一生懸命に励むことが好きだから

なぜ一生懸命になれるの?
>中学時代の負けたときとても悔しいから

その時学んだ事は何ですか?
>負けない精神力があります

では、その「負けない精神力」を、どう企業で活かせるのかまでわかる回答だと良いでしょう。

まぁ、最初の深堀りはこんなもので良いでしょう。
まずやってみるのが肝心です。

深堀を繰り返し、訓練することで、面接官に響く回答ができるようになります。

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