OB・OG訪問の3つの心理的ハードルを乗り越える方法

現役キャリアコンサルタントが教える就活支援最前線。
OB・OG訪問をする時にハードルとなるのが、どんなメールで依頼したらいいの?時期はいつ頃だったらいいの?どんなマナーを身につけておく必要があるの?など「やり方」の面で悩む学生が多いようです。

こんにちはキャリアコンサルタントの木村です。
「OB・OG訪問って、した方がいいのはわかっているけど、ハードルが高いんですよ‥」という声をよく聞きます。
必要だとは分かっていても行動できない。これには主に3つの心理的なハードルがあると考えられます。

OB・OGをどうやって探すのか?その「方法」がわからない
「アポイント」をしても、会ってもらえないかもしれない
人とうまく「コミュニケーション」できる自信がない

他にも不安はあると思いますが、まずこの3つについての対策をお伝えします。

OB・OGにつながる方法はいくらでもある

同じ大学の卒業生だとしても、その多くはまだ会ったことのない人です。そのような人に、どうやってつながればいいのでしょうか。

・大学が所持する名簿の活用
多くの大学キャリアセンターは、企業から得た「OB・OG名簿」や、卒業生が申告してくれた「内定者名簿」が備えられています。企業や卒業生が提供してくれたデータです。
利用時に注意したいのは、その名簿は入社時のデータであることが多く、部署異動や転勤などのデータが反映されていないという事です。
名簿から連絡してみても、その部署に「いません」という返事が返ってくることもあります。

・自分の人的ネットワークを活用
ゼミやサークルの先輩、アルバイト先、友人の先輩など自分のネットワークを最大限活用しましょう。
ある研究では、知り合いの知り合いというように6人たどっていくと、「会いたいと思った人に必ずたどり着ける」というものがあります。まずは人に「聞いてみる」ことが第一歩でしょう。

・訪問したい企業の人事部に直接問い合わせる
訪問したい企業の代表電話(人事部、総務部の電話番号がわかれば直接)に連絡し、社員さんを紹介してもらう方法もあります。
企業にとっても意欲のある学生と出会えるチャンスなので、多くの場合は誰かを紹介してくれます。
迷惑なのではと遠慮する気持ちもあると思いますが、思い切って行動してみましょう。

基本的なマナーさえできていれば、会ってくれる確率は案外高い

OB・OGの連絡先が分かったら、電話で連絡を取るのが一般的です。

その時心がけたいのが、電話のマナーです。
電話をかける時間は、始業開始直後、昼休憩時間、就業直前は避けましょう。相手の都合をイメージしながら、丁寧に依頼をします。

大学名、氏名を伝えるのはもちろん、予め要件をまとめておきましょう。

例えば「○○大学3年生、○○と申します。OB・OG訪問の件で○○部の○○様におつなぎいただけますか」のように、出だしは紙に書いておくといいでしょう。
先方が出られたら、もう一度氏名、要件と、ご紹介いただいた経緯なども伝えます。不在の場合は、伝言を残し再度連絡を取ります。

100%会ってくれるとは言い切れませんが、礼儀作法が身についた後輩からの依頼であれば、無下に断ることもできないでしょう。

コミュニケーションは「さばき」よりも「仕込み」が大事

コミュニケーションに不安を持つ学生は多いと思います。
その場で質問を考えると焦ってしまって、うまくいかないかもしれません。

質問したい内容を予め考えておき、メモを読み上げながら質問できるように準備を整えておきましょう。

質問項目としては、実際の仕事の様子や社員さんの考え方、感じ方など、HPや企業説明会などでは得られないお話を聞きたいですね。また社内の雰囲気や仕事で工夫していること、キャリアビジョンなども聞くと学びになるでしょう。

訪問が終わったら、必ずお礼状を送ります。
メールや手紙で、お時間を割いていただいたことへのお礼、いろいろ有意義なことをお話しくださったお礼などを、感謝の気持ちを込めてできるだけ早く送りましょう。

OB・OG訪問のハードルを下げる工夫は「入念な事前準備」という事になります。準備はいくらでも時間をかけられます。自分の納得いくまで準備をして、有益なOB・OG訪問にしましょう。

具体的な電話でのやり取りの参考例を別の記事でご紹介しています。

例文を読めばできる!OB・OG訪問はもう怖くない

また、メールでのやり取りの例文についてもこちらの記事でご紹介しているので、ぜひご一読ください。

例文をコピればできる!OB・OG訪問はもう怖くない

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木村 美和子

1級キャリアコンサルティング技能士。学生から社会人まで幅広いキャリア支援で活動中。 複数の大学で教鞭を取り、内定を取るためのテクニックだけでなく、 その企業で自分らしく働くための「戦略作り」までサポートしています。
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